高放熱セラミックス基板
半導体デバイスの性能向上を実現するめっき技術
特長
導通性・はんだ濡れ性の付与
長年培ったノウハウによる多彩なプロセス
セラミック基板の調達から一貫対応
各種基板材料の比較
基板材料の比較
セラミックス | ガラス | シリコン | 樹脂 | ||||
---|---|---|---|---|---|---|---|
アルミナ Al2O3 |
窒化アルミ AlN |
無アルカリ Alkali-free |
石英 Quartz |
シリコン Sillicon |
ガラス エポキシ (FR-4) |
フッ素樹脂 (PTFE) |
|
熱伝導率 W/m・k |
30 | 150-250 | 1.0 | 1.3 | 168 | <0.5 | 0.23 |
熱膨張率 ×10-6/K |
7 | 4-5 | 3-4 | 0.5 | 3.9 | 20 | 10 |
誘電率 εr |
<10 | 9 | 5-7 | 4 | 12 | 4.5 | 2.1 |
誘電正接 tanδ |
<0.0005 | 0.0005 | 0.002 | <0.0005 | - | 0.005 | 0.0002 |
耐薬品性 | |||||||
特徴 | 放熱性 | 高周波特性 | 加工性 | 低コスト | 高周波特性 |
■優
■良
■可
上記は参考値となります。
上記は参考値となります。
回路形成工法
サブトラクティブ法
回路表面がフラットであり表面実装性に優れている。
- 素材
- シード層形成
- 電気めっき
- レジスト形成
- エッチング
- レジスト除去
- 素材
- シード層形成
- 電気めっき
- レジスト形成
- エッチング
- レジスト除去
セミアディティブ法
銅パターンの狭ピッチ化が可能。
- 素材
- シード層形成
- レジスト形成
- 電気めっき
- レジスト除去
- シード層除去
- 素材
- シード層形成
- レジスト形成
- 電気めっき
- レジスト除去
- シード層除去
工法の比較
サブトラクティブ工法 | セミアディティブ工法 | |
---|---|---|
形状 | ||
表面実装性 | ||
L/S ※ | 50/50μm | 10/25μm以上 |
スルーホール内の 導体の均一性 |
||
導電性 | ||
膜厚 | 50μm以上対応可 |
■優
■可
※ L/Sは膜厚が10μmの場合の値となります。
※ L/Sは膜厚が10μmの場合の値となります。
デザインルール
基板サイズ:4 inch
板厚:150 – 600 μm
サブトラクティブ法
(A) Cu厚み [μm] | 10 | 20 | 50 |
---|---|---|---|
(B) パターン幅 [μm] | 50≦ | 50≦ | 50≦ |
(C) パターン間隔 [μm] | 50 | 70 | 150 |
セミアディティブ法
(A) Cu厚み [μm] | 10 | 20 | 50 |
---|---|---|---|
(B) パターン幅 [μm] | 10 | 10 | 10 |
(C) パターン間隔 [μm] | 25 | 50 | - |
断面図(サブトラクティブ)
断面図(セミアディティブ)
上記は参考値となります。実際のデザインについてはご相談ください。
貫通穴へのめっき
【実績値】
開口部直径(F) 100 μm/セラミックス厚み(G) 300 μm
貫通穴横断面図
上記は参考値となります。実際のデザインについてはご相談ください。
めっき例
配線めっき
配線めっき(ペルチェ基板)
サブトラクティブ工法
セミアディティブ工法
貫通穴への埋め込みめっき
対応可能な素材と用途
セラミックス | 想定される用途 |
---|---|
アルミナ Al2O3 | 放熱基板、ペルチェモジュール |
ジルコニア ZrO2 | ペルチェモジュール |
酸化亜鉛 ZnO | 半導体回路基板、LED |
チタン酸バリウム BaTiO3 | GPS用誘電体パッチアンテナ、PTCサーミスタ |
チタン酸ジルコン酸鉛 PZT | インクジェットプリンタヘッド |
窒化アルミニウム AlN | 発光ダイオード用基板、ペルチェモジュール、放熱基板 |
炭化ケイ素 SiC | LDパッケージ基板 |
窒化ケイ素 Si3N4 | インバーター、コンバーター、バッテリー、二次電池 |
納品までの流れ
資材調達からダイシング加工まで、一貫した生産が可能です。
- 打合せ・注文
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- 資材調達
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- めっき(配線・電極形成)
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- 研磨・ダイシング
-
- 納品
※プロセスはお客様のご希望に合わせて対応します。
管理コストの低減、リードタイムの短縮を可能にします。