高放熱複合材へのめっき
AlSiC材へのニッケルめっきサンプル
金属を基材とし、セラミックスやカーボン、異種金属と複合させた金属基複合材(MMC, Metal Matrix Composites)は、放熱性を活かしてヒートシンク材等に使用されます。弊社では、各種複合材の表面状態・組成に合わせ、適切なめっきプロセスを構築しております。めっきにより、はんだ付け性などの付加価値を付与することが可能となります。
特長
はんだ付け性の付与
貴金属めっきを組み合わせることで、ろう・はんだ付けも可能
耐摩耗性の向上
表層脆弱性が改善により、耐摩耗性を向上
防塵対策
表面をめっき金属で覆うことで、素材由来の粉じんを防ぐことが可能
金属-セラミックス系、金属-カーボン系、金属粉末系に対応
AlSiCやCuSiCの様な金属-セラミック系、AlCやCuCの様な金属-カーボン系、CuMoやCuWの様な金属粉末系へのめっきに対応致します。
対応可能な素材と用途
対応可能な主な素材
金属-セラミックス系 | 金属-カーボン系 | 金属粉末系 |
---|---|---|
AlSiC アルミ-シリコンカーバイド |
AlC アルミ-カーボン |
CuMo 銅-モリブデン |
CuSiC 銅-シリコンカーバイド |
CuC 銅-カーボン |
CuW 銅-タングステン |
SiSiC シリコン-シリコンカーバイド |
用途
電子部品
熱電素子
PC
基地局
鉄道