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LDSはRoHS指令に対応していますか?

RoHS指令に対応しております。LDS工法は、プロセス内で6価クロムを使用しておりません。

プラスチック(樹脂)の場合、そのままめっきしても密着性はよくありません。そのため、前処理段階で表面を粗くするためにエッチングという作業を行うのが一般的です。

その作業に使用する薬品には、6価クロム酸を使用することが多いです。この6価クロム酸は、発がん性物質で環境負荷が大きいために、特にEUではRoHS指令やREACH指令によって使用を規制する動きが活発です。

めっき業界でもクロムフリーへの方向に進んでおり、弊社の場合、工場内では一切使用しない方針を打ち出しました。さらに、専用樹脂にレーザーを照射するLDS工法を採用し、エッチングしなくても、密着性のよいクロムフリーのめっきを提供しています。

【RoHS指令の規制値(参考)】

Pb 1000ppm、6価Cr 1000ppm、Cd 100ppm、Hg 1000ppm、ポリ臭化ビフェニル 1000ppm、ポリ臭化ジフェニルエーテル 1000ppm

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