LDSの配線パターンのデザインルールを教えて下さい。
LDS工法を適用するためには、適用サンプルの形状をデザインルールに合わせる必要があります。
デザインルールは以下の様になります。
また、ルール外になってしまう場合でも対応可能なケースもございますので、ご相談下さい。
LDSのデザインルールの一覧表(PDF)は”資料ダウンロードページ“にあります「LDSデザインデザインルールの一覧表(PDF)」からダウンロードが可能です。
L/S(ライン・アンド・スペース)
配線の幅(ライン)と配線の間隔(スペース)は、平面の場合と曲面の場合に分けて設定させて頂いております。
平面の場合
L/S≧120μm/120μm(推奨:L/S≧150μm/150μm)
曲面の場合
L/S≧150μm/150μm(推奨:L/S≧200μm/200μm)
半径
パターン半径
R≧0.3mm(推奨:R≧0.5mm)
エッジ半径と曲げ半径
R≧0.3mm(推奨:R≧0.5mm)
端部からの距離
100μm以上
壁からの距離
300μm以上(推奨:500μm以上)
押し出しピン
パターンからの距離0.2mm以上
ピンの深さ40μm以下
パーティング・ライン(PL)
パターンが入らないこと(不可の場合は、ご相談下さい)
凹み部への配線形成
側壁の傾斜60度以下
スルホール
テーパー角度60度以下
配線の開口部
60度以上
素材
Ry=20μm以下
バリ、傷無き事
対応可能なめっきの厚み
Cuは密着層、NiはCuとAuの拡散防止のために必要になります。
無電解めっきの場合
Cu 20μm + Ni 10μm + Au 0.5μmまで
電気めっきの場合
Cu 40μm + Ni 10μm + Au 0.5μmまで
めっき後の粗さ
算術平均粗さRaは、以下の様になります。
無電解めっきの場合
Ra=3~10μm
電気めっきの場合
Ra=1~4μm