経営者会報(2006年11月号)で弊社が紹介されました。
経営者会報(日本実業出版社)11月号特集 「オーナー経営だからうまくいく」に当社社長 海老名 信緒が取り上げられました。
(前略)めっき業界においても技術革新のスピードは非常に速く、 既存の技術はすぐに過去のものとなってしまう。
当社では、世界中で発表される論文や企業の開発情報などに常に注意を払い、 新しい技術についての情報があればすぐに実験し、評価を行なう。
現時点では事業化が困難な技術であっても蓄積しておき、それらの技術同士を組み合わせて、いままでにない技術を生み出すこともある。
そして、それらの蓄積された多くの技術を背景として、「試作ビジネス」にも乗り出している。試作はいわばものづくりのスタート地点。お客様からのご相談に応じるとともに、当社からも積極的に技術提案し、開発に協力している。試作品が評価されて製品化、ということになれば、当然、当社で量産を担当することができる。
その研究開発費としては、毎年、売上のかなりの部分を充てている。最新式の研究装置は、高価なものだと数千万円もするが、大企業に先んじて導入すれば、大企業よりも精緻なデータが入手できる。そのためにも、最先端の装置を使いこなし、すぐれた開発を行なえる優秀な研究者を育てることも重要になる。
これもオーナー経営でなければ負えないリスクだろうと考えている。つまり、いつ商品化されて売上や利益が立つかわからない研究に対して多大な経営資源を注ぎ込むことは、目先の数字にとらわれていたら、できないからだ。(後略)